受講生の体験談 86-1
「レイキを発声の練習に入れ癒しの音楽を目指したい」
I.H、  女性、   27才

小学校6年生の時それまでこれといって得意なことや好きなことが無い私でしたが、歌を始めたことで自分に自身が持てるようになりました。
 高校でも声楽を学んでいることが、自分らしさであると同時に、より専門的な音楽活動のため、高校1.2年は学生音楽コンクールに出場し、名古屋大会で2位に入賞し、歌に対しての自信を持ちました。
 また同時にその頃から只単に楽しく歌うと言うよりも、どのように声を出すかと言うことを考え始め、正しい知識を得ていなかったこともあり、自分で自分をコントロールするだけで、発声上の問題を解決していました。
 ところが大学入学後、これまで思い通りに動かすことが出来ていた筋肉(特に歌に必要な口周辺や背筋など)が動かなくなりました。大学の先生に受けている指導も、頭では理解できているにもかかわらず、それが思ったとおり出来ないところから、先生のいらだちを感じ、自分でも何とかしたいという気持ちばかりが大きくなり、焦りや不安で一杯でした。
 その頃には歌に対しての自信はすっかりなくなっていましたが、何か活動していないと不安である気持ちと、自分の活動を他人に見せたいという気持ちから、演出を始めました。
 演出の勉強でプロの歌手の演技、歌い方を目の当たりにしてテクニックの素晴らしさに対して、内容の希薄さを感じ自分ならこう表現するのにと言う感情が起こり、やはり自分がやりたいのは歌うことだと気付きました。
 その後は何故自分は歌うときにスムースに出来ないのかと1つ1つ考えていきました。卒業後に指導を受けていた先生からは、1つの曲の中で表面的に補修されていくことは分かりましたが、気分のむらやその時の体の感じにとても左右されていたので、これではいつまで経っても根本的な解決にならないと感じ、幸運にもウイーンで大変親切な先生との出会いがあったことと、ウイーンで自分の尊敬できる歌手が勉強していたこともあり留学しました。
 そこでは2人の先生から指導を受けました。一方の先生からはメンタル的なパワーの重要性を中心に指導され、もう一方の先生は身体的なことを中心に指導していただきました。
 またウイーンでも精神かでセラピーを受け、自分を知ることの重要性とまたそれにより本当の自分の気持ちに近づくことが出来ることを実感し、そしてそれに伴って身体が変化していくことを感じました。そして精神と身体の結びつきを強く感じ、日本に帰って心理学の勉強をしようと思いました。(日本で精神科の病院にも行きました。しかしその頃は日本の精神科事情についての知識も充分で無かったこともあり、納得できなる治療は受けることが出来ませんでした。)
 また一方で自分にとって歌うことは何のためか、自分(楽器としての自分)にとって最も合うのはどういう歌かを考えるようになりました。
そしてこのような事を考えているときにレイキを始めました。これまで精神的にも身体的にも緊張していることが普通の状態だったので、身体をリラックスすることが出来ませんでしたが、レイキによってリラックスしている時と緊張しているときの違いが分かるようになり、これまでは自分の力でコントロールしようとしていたのが、そのままの状態(リラックスした状態)で放っておくという感覚が以前に比べてハッキリ増してきているのを感じます。
 こういった感覚がもっと増えればと思うと同時にレイキを発声のトレーニングの1つとして取れ入れていきたいと思います。緊張している状態は特に上半身、胸、腕が中心に固まっている感じで、下半身は前に反っているようでした。
 リラックスした状態は徐々に緩んでいるのが感じられ、上半身の意識が減っている状態に感じます。その時はフワッとした熱の伝わり方を感じられるようになってきます。
 自分の歌で自分を通して、聞いている人を癒すことが出来るようになりたいと思います。また歌唱を指導できるようになり、歌うことで気分が楽になるような方法を教えられるようになりたいです。

コメント・・「歌う」と言うことを真剣に追求して10年以上あらゆる努力をしてこられた挙げ句、この方はレイキに出会われ、心身の緊張を解く方法を身に付けられつつあります。
 そして楽しく歌うことは自分で歌うことをコントロールする(自力)のでなく、自然に任せる(他力)事で有ることを悟られつつあるように思います。
 自力を使わない、他力に任すと言うことこそレイキの極意であり、本質であると考えていますが、それは多分歌唱に置いても同じではなかろうかと考えています。この方は様々な体験を通じてその極意に近づきつつ有られると思う次第です。
 レイキは単に病気直しだけではなく、芸術を始めとする才能の開発にも大いに役立つと考えられています。この方がレイキを歌唱の訓練の1つに取り入れられて、益々その能力に磨きをかけられ、この人の望んでおられる人々を癒す音楽が出来ますように、またそういった音楽家を沢山育てることが出来ますように心よりお祈り申し上げます。